2003年度 第1回 地域研究センター 国際シンポジウム「新しい産業クラスターを求めて」

REPORT 活動報告

2003年度 第1回 地域研究センター 国際シンポジウム「新しい産業クラスターを求めて」

2003.6.19~20 アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、日本の研究者が、各国の事例を紹介しながら議論しました。

 2003 年度の本センター創設を記念した「新しい産業クラスターを求めて」を2日間にわたって開催し、最大時には会場収容人員を越える約280 名が参加した。

 ジョルジョ・ベンコ教授(フランス・パリ第一大学)、ガービ・デイ・オッターティ准教授(イタリア・フィレンツェ大学)、ボーリス・ブラウン教授(バンベルク大学)、ドナルド・パットン助手(アメリカ・UC バークレー)といった研究者を招き、各国の取組を紹介した。本学からは岡本センター副所長が報告し、各報告に対して専門家(諏訪康雄教授、松島茂教授、尾高煌之助教授、山本健児教授)がコメンテーターとなりパネル・ディスカッションを行った。

 アメリカ、ドイツ、フランス、イタリア、日本の研究者が、各国の事例を紹介しながら、産業クラスターにおけるソーシャル・キャピタルの役割、産業クラスターの形成と発展を支援する政策のあり方について議論した。日本ばかりでなく海外でも、次世代を担う情報通信、バイオ、ナノテク、航空機など、知識集約産業のクラスター形成や従来の産業クラスターの活性化は、政策的にも学術的にも注目されており、それによりイノベーションや技術移転が生まれることは共通の認識となっている。

 産業クラスターがイノベーションを生みそれが機能するための条件、その育成と支援のあり方について議論し、立地する地域コミュニティとそこに形成されるソーシャル・キャピタル(制度資本)の重要性も指摘された。信頼関係、ネットワーク、規範など非常に幅広い経済的・社会的・文化的な要因である。